2010/08/11

8/11:合成の誤謬と陰陽

部分と全体との関係を考える際に合成の誤謬という言葉がヒントとなる。
合成の誤謬とは、部分では正しいが全体では意図しない結果となることを意味する。
例えば、一家庭の消費節約は貯蓄額の増加を促す。
それ自体は問題ないが、全家庭が消費節約をすると、経済が停滞し収入が減少し、お金が循環しなくなるのである。
このように経済もミクロ(部分)とマクロ経済(全体)から成っていることは既に自明であろう。
そして、そこに合成の誤謬が生ずるために陰陽調和作用が求められるのだ。