2010/09/03

9/3:老子 道徳経、第5章 解釈

天地は不仁、万物を以って芻狗(すうく)と為す
→天地に同情はなく、万物はお祭りの時だけ重用される芻狗のようにその時だけの存在し、
すぐに打ち捨てられ新しく生まれ変わる。

聖人は不仁、百姓を以って芻狗(すうく)と為す
→聖人は同情しない、一期一会の世界、聖人はその瞬間に全てをかける

天地の間は其れなお籥’(たくやく)のごときか
→天地の間は鍛冶屋の鞴(ふいご)のようなものなのか

虚にして尽きず、動きていよいよ出ず
→空ゆえに枯渇することなく(空間ゆえに無尽蔵で)、変化に応じてますます生じてくる

多言なればしばしば窮す、中を守るに如かず
→あれこれ考え過ぎればいき詰まる、変化の法則に従うしかない