2011/01/26

対立相補

正義とは何か?

善悪の判断はいかになされるのか?

物事を陰と陽で見た場合、そこには対立相補的な働きが備わっている。

一見対立しているかのように思われる物事でも、同時にそこには相補う(調和する)ものが存在する。

敵と味方を判断するのは難しい。

正しい事と間違っている事を判断するのも難しい。

「感謝されないなら助けなければよかった。だから正義は存在しない。」

あまりに短絡的な判断だ。

感謝すること自体は大切なことである。

しかし感謝を期待すること自体が目的ではない。

感謝の輪を広げていくことが目的である。

合気道の大家・塩田泰久先生は次のように述べておられる。

「自分を倒そうと向かってくる相手を友達にしてしまうこと、それこそが合気道である。」

まさにお互いの気を合わせ道を進んでいく、合気道そのものである。