2011/02/22

無双原理とは何か?

無双とは双つに分かつことができないというという意味。

その無双なる原理が存在するのは一見するとおこがましいように聞こえるかもしれませんが、よ~く考えてみると当然のことなのです。

「原理」ということばは昨今はあまり良い意味での解釈がなされておりません。

イスラム原理主義、キリスト教原理主義、などはその先鋒なのではないでしょうか?

ところがその原理という意味もプロパガンダの一種として自らの主張を無理やり通そうとする一部の利害関係者の独善の表出でしかありません。

原点回帰という言葉も同様です。

様はその本当の意味をその言葉を使用している人たちが理解して使っているのかが大切なのです。

それは表面だけ取り繕い、偽善を装っている昨今の風潮のなかに日々埋没している我々には兎角忘れがちな点です。

では無双原理とは何でしょうか?

何が双つに分かつことができないのでしょうか?

それは「人間の生き方」です。

人として生きる道、といってもよいかと思います。

その道(原理)を踏み外すようなことがあってはならないということは私たちの良心の問題も含め、人間としての生き方の問題だと思います。

マクロビオティックとは人間が本来の人間らしく生きる生き方を学ぶ考え方であり、それが日常生活様々な面で体現可能なのは、そもそもそれ自体がに人間生活法そのものだからです。

2011/02/21

にっぽんのパンと畑のスープ

プロの料理人もこっそり通うという話題の料理教室・葉山「白崎茶会」の調理人、
白崎裕子さんのパンとスープの本です。


「にっぽんのパンと畑のスープ」白崎裕子著 WAVE出版 1,575円(税込み)

自らを「調理人」と呼び、料理教室というより、楽しい「茶会」にしたいと考える
白崎さんの教室は、いつも大人気でなかなか空きがでないことで有名です。
ところが…。ラッキーが重なり、書籍担当E藤・M本ともに、日時は別々でしたが、
茶会に参加して参りました~!

この本の中にもキッチンの様子や調理人である著者や助手さんが写っている
写真が掲載されていますが、まさにあのまんま!
目の前に葉山の海がドド~ンと広がる絶景の場所に立つ古民家での料理教室
は、大自然の雄大さと、昭和の懐かしさをダブルで味わえるとっても素敵な場所
でした。

教わったのは、「昭和の香りのするカレー」とカレーに合う「福神漬け」や箸休め
の1品とデザート。とってもおいしくて、腹八分目というマクロビオティックのお約
束をすっかり破って、腹十二分目くらい食べたような気がします。
全て、動物性食品・卵・乳製品・砂糖など不使用の食材のみで作っているのに、
なんでこんなにコクがあっておいしいの?・・・と思わずひとりごと!


著書の中で紹介されているパンやスープもどこか昔懐かしい香りのするものが
多く、日本古来からの穀物菜食を愛する調理人の思い入れを感じます。
書名の「にっぽんのパン」とは、ずばり、「うどん粉(地粉)のパン」。
日本が誇る伝統食材や安心食材を使い、古きよき時代に一瞬にしてタイムスリ
ップする調理人の技は見事というしかありません。
また、料理教室で以前習った手打ち麺を作ってみたがうまくできなかったという
生徒さんに対して、粉の種類や水の分量などについて聞いた上で更に、

「作った場所は?神奈川県?静岡県?場所によって気候、特に湿度が違うし、
水も硬水・軟水で吸収率が違うんですよね。気温は何度くらいでした?マンション
ですか?」

などと詳しく条件を聞いてうまくできなかった原因を追究する真摯な研究態度には
恐れ入りました。


そんな研究を重ねて生み出された黄金率のレシピが満載されたこの本はまさに
お宝もの。皆さんも長年の研究によって生み出された黄金比率の粉配分でおい
しいパンを焼いて、パンに合うほっこりスープで温まってくださいませ



「にっぽんのパンと畑のスープ」
白崎裕子著 WAVE出版 1,575円(税込み)

マクロビオティックと栄養学の違い

マクロビオティックという言葉は「長寿法」と訳されますが、そこには様々な含意があります。

そのため、マクロビオティックという言葉を聞いた際、長寿のために様々な方があります。

しかし、その根本には食べ物があることは明らかでしょう。

なぜなら私たち人間は環境の産物ですし、環境が凝縮されたものこそが食べ物だからです。

「食は人を作り・・・」の所以です。

しかし、戦後、西洋の栄養学が導入され、70数年がたった後、栄養のサムによるバランスを通じた健康の達成という考え方に?が付与されているのは明らかでしょう。

栄養学の善し悪しの問題ではなく、そこにはマクロ的な視点が欠けていることが問題です。

物事をなんでも分析的に細かくミクロに見ていくことで全体が分かるという考え方の限界が現代世界に体現されているように思えます。

テロリストは確かに悪ですが、全体から捉えればその理由と意義が分かります。

同様に、ウイルスは確かに悪ですが、全体から捉えればウイルスが無ければ自然淘汰・適者生存・人間形成は不可能です。

ミクロとマクロ、両方の視点から物事を捉える方法の片方(ミクロ)の方に頼り過ぎているのが、現在の様々な問題や人間の根幹にあるのではないでしょうか?

陰陽というマクロビオティックの視点から物事を捉える練習の場がC.I.協会にあるということを是非お分かりになっていただきたいと思います。

そして、栄養学の大家・渡辺昌先生が昨日C.I.協会にいらっしゃたのも、このミクロ的視点による分析の限界をお感じになり、マクロ的視点による分析の必要性をお感じになったからではないかと考えております。

栄養学とマクロビオティックが接近した記念すべき日となりました。

先生から頂戴いたしました下記書籍『栄養学原論』にもマクロビオティックの内容が盛り込まれていることは大変励みになります。



2011/02/14

Feldenkrais Method~フェルデンクライス・メソッド~

Feldenkrais Method
~フェルデンクライス・メソッド~とは・・・


とてもシンプルな動きでからだを動かすボディーワークです。


ストレスや多くの病気の後ろには、知らず知らずに自分自身のからだや心の声を無視してしまう習慣があります。


フェルデンクライスは、常に自分自身にに注意を払いながら動きます。そしてからだと脳の神経システムにアクセスし、赤ちゃんが動作を学ぶように、年齢に関係なく、人の基本的で機能的な動きを学びなおすことができるようになっています。そして、継続することで、快適で柔軟なからだと、ゆたかな感受性や自身への信頼を育てます。


自分が何をやっているのか、そのとき、動くときどんな感覚が起こるのか、日ごろの習慣から離れて動く人自身が、自分自身のする動きをゆったりと観察し、からだの各部のつながりや、感覚に気づくことで、からだや心に変化を起こします。このため、「動く禅」と呼ぶ人もいます。


こんな方にお薦めです♪♪
・肩や首、腰などからだが固まりがちで、日常生活をリラックスしたからだで快適に過ごしたい方に。
・いつも忙しくて、客観的に自分が何をしているのかゆったりと見つめる時間が欲しい方に。
・日常動作の可動域をひろげ、優雅にしたい方に。
・料理のための手の感覚や、素材を感じる感性を育てるための助けに。
・緊張しがちで本来の能力を発揮できないとお考えの方に。


※運動は苦手という方にも最適です。どんな方にもできる動きのレッスンです。


このフェルデンクライス・メソッドが下記の通り、CI協会2階ホールで開催されます。


日時:4月10日(日) 10:00~12:00


講師:遠藤てんこ
※リマ・クッキングスクール師範科卒業
※AusTab公認フェルデンクライス・プラクティショナー




CI協会2階ホールを貸出して開催されるイベントですので、お申込みはCI協会とは別の窓口となります。ご注意ください。


お申込:urayasufelden@yahoo.co.jp
※「CI協会4/10レッスン」と明記のうえ、お名前(フルネーム)、ご連絡先をご連絡ください。


電話:080-3406-6599 ココカラプロジェクト(遠藤)
※お問い合わせは直接お気軽にお寄せ下さい。















PUP

相手のことを「想う」ことは、相手との繋がりを保つ最も簡単な方法である

昨日、テレビドラマで恋人を殺された人が犯人に復讐した後みずから命を絶とうとしているシーンで、印象に残った表現がありました

「あなたが死んでしまったらあなたが想いを抱いている人も死んでしまう」

日本人はこの表現の含意がすぐにわかると思います

「繋がり」を求め、インターネットを徘徊している人が多いと思います

フォロワーやフレンドという目に見える形で繋がっているという安心感を保証する方法は全くもって西洋的であります

目に見えない世界を提示している東洋思想とは対極にあります

この西洋思想を発端とするアイデアビジネスが活況を呈しているのは、その対極にあるビジネスに転換する兆候ではないでしょうか

GO先生は生前、PUPを使い使っておられました

PUPとは、Principle of Unique Phoneのこと

相手のことを想っただけで相手と繋がることができ、相手が訪問してくるのが分かったそうです

それは只の偶然だという方もいるかもしれないですが、物事を西洋思想と東洋思想で捉えることは全く別物です

東洋に住む人・日本人としてPUPを使いこなしたいですね

PUの体得には先ず身体をPUに適合させる必要があります

その方法がマクロビオティック食生活です

日本CI協会でマクロビオティックとヨガを総合的に学んでみましょう!

「2011年 マクロビオティック・ヨガ教室」
身体の姿勢を修正すると、心の姿勢も整うようになります。
呼吸法や瞑想法から心を整えると身体も調います。


【1月の講義内容】


マクロビオティック・ヨガの瞑想・呼吸法理論
~ヨガの意味と目的に応じた心得、マクロビオティック理論、導引について~


【1月のアサナ(ポーズ)】
 
①基本柔軟法
ヨガやマクロビオティックは宇宙や自然の原理・原則に基づき、どなたでも実践可能な奥の深い心身修養法です。形にこだわらず、生命の働きに心身を調和させてみましょう。

手足の合掌
足腰の柔軟

上半身の柔軟














②ねこのポーズ 
動物の名前が多いヨガ・アサナの中で代表的なポーズです。全身を駆け巡るプラナー(氣・エネルギー)の中心的な通り道である背骨の動きを良くします。脳の活性化と老化防止の他、様々な効果があります。



③くつろぎのポーズ
「くつろぎのポーズ」は別名「死体のポーズ」とも言われ、心身の安静や瞑想・呼吸法にも大切なアサナです。








来月のヨガの予定はこちらからご覧いただけます。

このブログは教室で実践したことを思い出していただくことにも
ご活用下さい。




2011/02/11

2.10バレンタインスウィーツ講座

2/10(木)新宿校にて、笹生暁美先生のバレンタインスウィーツ講座がありました。
メニューはアボカドチョコレートタルト、アーモンドミルクシェイク、ブラウニー、オートミールチョコチップクッキー。
アボカドを使うことで、チョコレートにコクとまろやかさがプラスされ、おいしいタルトの出来上がり♪
フードプロセッサーやミキサーを使うことで、こんなに簡単においしいスイーツができるなんてと驚きでした。
この他に助手さん特製のリゾットがプラスされ、皆さん大満足のご様子でした。

2011/02/10

正食協会元会長・岡田定三氏

正食協会元会長の岡田定三氏が他界されました。

また一人、生前の桜沢先生をお知りになる方が無限の世界に旅立たれました。

中国では孔子タイプの人物と、孟子タイプの人物がいるそうです。

孔子タイプの方は実業家、孟子タイプの方は無双家。

私も岡田氏もどちらかといえば孔子タイプの人間でした。

私としては頼りになる兄貴であり、尊敬できる先生という存在でした。

話をすると止まらなくなる点は共通しておりました。

生前、氏が執筆された著書「無双原理・易(新編集)」を手にとりました。

その中の一表現が非常に印象に残っております。

「対立相補」

昨今、口蹄疫や鳥インフルエンザなどの感染症に対しワクチンを投与するかどうかが議論に挙がっております。

一例を挙げると、感染した鶏を食肉として販売する業者はワクチン投与に反対であり、全て殺すことを主張していますが、感染した鶏が産む卵を販売している業者はワクチン投与に賛成しているそうです。そこに渡り鳥や野鳥の問題も関係してきた際、もう何がなんだか良く分からなくなります。

これらの問題は「ウイルス」というものに対する「ワクチン」という対処を行う考えが問題となっているのです。

「対立するものは何でも排除してしまえ」という考え方の限界は随所の見られます。

耐性菌の問題はバイオロジーの領域だけでなく、ソーシオロジオーの領域にも存在するのは明らかでしょう。

物事を相補の枠組みで捉える、即ち陰陽を活用し物事を捉えることが何よりも大切です。

それは何も難しいことではありません。

毎日の習慣と自分に正直になることが大切です。

2011/02/08

キム先生の白菜キムチをつくる!講座

2/6(日)に新宿校で金 承諵先生の白菜キムチをつくる講座がありました。
大変人気で、キャンセル待ちがでるほどに。
白菜キムチは、まろやかで辛味が程好い仕上がりでした。
そして、キムチは1人1/4株分のお土産付き。
その他に韓国海苔巻き、若布スープありで、盛りだくさんの講座でした♪

2011/02/02

栄養学とマクロビオティック

栄養学の大家・渡邉昌先生がCI協会にお越し下さいました

先生からは大著「栄養学原論」をいただきました

同著にはマクロビオティックに関する記述が見られます

このことには驚きと同時に嬉しさを感じ、また身が引き締まる思いです

現代栄養学にマクロビオティックの名が、さらに言えば桜沢如一の名が刻まれた記念すべき日となりました

心の法則である陰陽と物の法則である科学は共存することができ、また、それが合い補うことで調和が図られている

温故知新

科学は発展し続ける

マクロビオティックも進化し続ける