2013/07/16

陰陽で判断する

おもしろい実験があります。
砲丸投げの選手達に黒色の砲丸と白色の砲丸を投げてもらったところ、白色の砲丸の方が平均飛距離が長くなったそうです。
料理を見る場合に、赤い眼鏡をかけて見るのと青い眼鏡をかけて見るのでは全く料理の印象が変わってしまいます。
また、田舎に行くと広い水田の中の交差点に信号機が付いているのを見かけることがあります。
信号機が付いているということはそこで事故が起きているからということです。
なぜ見渡しのいい交差点で事故が起こるのでしょう?
我々が車を運転し、他の車を見る際にその車だけではなく背景も見ることによってその車が動いていることを認識します。
しかし広い水田の中では車と対比する背景が無いため、車がこちらに向かって動いているということを認識できずに事故が起こってしまうのです。
部分でなく全体を見るのがマクロビオティックですが、先の料理を見る例えでも、部分のみを見ると赤い色の眼鏡をかけるとどうなる、青い眼鏡をかけるとどうなる・・・と覚えていかなくてはなりませんが、陰陽がわかれば陽性な色の眼鏡をかけるとどうなる、陰性な色の眼鏡をかけるとどうなる、というように覚えなくても判断ができるようになるのです。